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Creative Media Research&Design is the Undergraduate-Graduate program taught by Dominique Chen at the School of Culture, Media and Society, Waseda University since 2017.
Creative Media Research&Designは、早稲田大学文化構想学部にて2017年よりドミニク・チェンが担当する学部ゼミおよび修士過程〜博士過程のプログラムの名称です。
クリエイティブ・メディアR&Dゼミ要項(2018年度)
メディアを構想し、そのプロトタイプを制作するデザイン・ラボラトリー

・3年+4年、各最大15名
授業内容
 このゼミでは、メディア技術の可能性と人間的な価値を融和するビジョンを研究し、私たち自身の創造性を増幅させる技術のかたちを構想、デザインして、実際にプロトタイプを制作していきます。
 メディア技術(自然言語の誕生から印刷技術、テレビ、そしてインターネットまで)は、私たち個々人の現実に対する解像度を高めるだけではなく、無数の人間同士のコミュニケーションのあり方をも規定します。特に現代におけるビッグデータ解析や人工知能と呼ばれる機械学習の技術は、私たちがどのように知識を得て、会話し、表現するかということだけではなく、どのように世界全体のイメージを作り上げるかということにも深い影響を及ぼしています。これからの時代においては、人間の持つ自律性にメディア技術によって主体的に促進することが重要になります。
 そのためこのゼミでは、具体的には3年次には主に自由制作発表と研究テーマの発掘、4年次には卒業研究制作に重点を置きながら、全体としては「最先端のデザイン方法論のリサーチ」と「クリエイティブ・メディアのデザイン実践」を繰り返していきます。
 方法論のリサーチ領域としては、情報技術を用いた芸術表現全般としての「メディアアート」の他にも、思索を目的とするデザイン手法「スペキュラティブ・デザイン」、サイエンス・フィクションを用いた技術設計の「デザイン・フィクション」、情報システムが人間に与える心理的フィードバックを考慮しながら設計を行う「ポジティブ・コンピューティング」、生物と情報技術を越境する表現形式としての「バイオアート」、そして生命の挙動をシミュレーションモデルによって探る「人工生命」の動向などを、「人間的な価値と情報技術の可能性の融和」という総合的な観点から参照します。
 デザインの過程としては、プロトタイプの素描と精緻化、デモの制作と公開、フィードバックの集積と改善などを短いサイクルで実践していきます。なおプログラミングのスキルは基本的には不要です。IT企業の現場で使用されているSlackやGitHubといった情報共有ツールやProttのようなプロトタイピングツールの使い方、目的に応じたプログラミング言語の習得をゼミのなかで習得していきます。
 21世紀という時代に必要とされるメディア技術の在り方をゼミ生のみんなと一緒に作り上げ、発信していきたいと思います。
※ このゼミでは学部卒論は必ず制作+論文のセットで提出します。制作意欲のある人を歓迎します。
※ このゼミのR&DのRは研究=Researchであり、Dとは、学部時代においては構想=Design、修士課程では開発=Development、そして博士課程では社会実装=Deploymentを意味します。大学院では同じコンセプトのゼミを、より専門的なインプット(文献、フィールドリサーチ、実験)とアウトプット(論文発表、システム開発、外部企業や教育機関との共同研究)で行います。
※ 個人的動機を深めるワークショップである表象・メディア論系演習「デザイン・フィクション・ワークショップ」と並行して参加できれば、より一層の思考的飛躍が望めるので検討してください。
教科書
『ウェルビーイングの設計論:人がよりよく生きるための情報技術』(BNN新社)
参考文献
ゼミ志望の人は教員の研究領域を知るために、以下の著書に目を通しておくと良いでしょう:
『謎床:思考が発酵する編集術』(晶文社)、『電脳のレリギオ:ビッグデータ社会で心をつくる』(NTT出版)、『インターネットを生命化する:プロクロニズムの思想と実践』(青土社)、『フリーカルチャーをつくるためのガイドブック:クリエイティブ・コモンズによる創造の循環』(フィルムアート社)、『シンギュラリティ:人工知能から超知能まで』、『みんなのビッグデータ:リアリティマイニングから見える世界』(共にNTT出版)。
評価方法
各期の評価はゼミへの出席、課題あるいは研究報告、ディスカッションの参加やフィードバック、研究及び制作プロジェクトへの取り組みなどの状況を総合的に評価します。
【3年生】出席、プレゼンテーション、ディスカッション及びグループプロジェクトへの貢献度、課題等から、総合的に判断します
【4年生】出席、プレゼンテーション、ディスカッション及びグループプロジェクトへの貢献度、課題、ゼミ論への取り組み等から、総合的に判断します。
授業実施曜日・時限(予定)
・木曜日、3年生・4年生合同で5・6限連続で実施するので5,6限とも他の授業を入れないでください。
選考方法 
以下を提出の上、面談を行います。定員より数人多い程度の場合には、書類選考でOKであった学生は全員受け入れる可能性もあります。2年前期までの成績と学内外の活動履歴を参考にします。ディスカッションやグループ活動が多いので、主体性とコミュニケーション能力と積極性を備えた、自発的モチベーションの高い人を求めます。なお、プログラミングのスキルはあれば尚良しですが、必須ではありません。多様な関心と背景を持つゼミ生の集まりとなることを期待します。
・このゼミを選ぶ理由と、自分の関心事、やりたいこと
・今まで演習などで研究したテーマ、それによって何がわかったか。
自分がこのような分野に関心を持つ理由や今までにやったことなど、補足資料があればメール送付または持参も可。
・上記「その他」の内容:
もしもこれまでに制作した・してきた表現物があれば、閲覧できる資料(※ソフトウェアなら稼働するウェブページもしくは記録動画、ソースコードのレポジトリ、物体であれば記録動画・写真、映像・音楽、文章、その他であれば公開URL)。「①制作動機②制作物のプレゼンテーション③制作物の課題・展望」のフォーマットで揃えること。なお「表現物」の定義は、ただのアイデアではなく具体的に表現された形であれば、メディアは特に規定しません。特に表現物を制作していないけれど強い動機がある場合は、制作したい表現物の計画を上記①②③に書いて提出してください。
*希望者が定員を大きく超えた場合、抽選を行うことがあります。
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