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マ
マリDate
2026/07/08
岩波書店「世界」2026年8月号にて、連載「非人間とのレッスン―絡まり合いのオート/エスノグラフィ」第8回「発酵の表現」を掲載しました。「発酵文化芸術祭 金沢」から、微生物の時間に人間の感覚を調律する二つの作品を考察しています。VIDEOTAPEMUSICの『While I was asleep』は、深夜に酒母をかき混ぜる蔵人たちが歌った「酛かき唄」を再構築し、眠らない微生物たちの時間を音と映像で甦らせました。関口涼子の『発酵する言葉』は、味噌・酢・かぶらずしの三つの蔵をめぐりながら、香りを入り口に来場者それぞれの記憶と言語感覚を開いていく体験を創設しました。発酵文化を、非人間の時間と人間の生活時間を重ね合わせる蝶番として捉え、日常のなかで見えない他者たちの気配に注意を向け直す可能性を探求しています。


