発酵メディア研究ゼミ展示「Re:ing Re:ing」展開催

Re:ing とは
ふとした感情や考えは、放っておくと、瞬く間にわたしたちの手からこぼれ落ちてしまう。

消えてしまう前に、不確かなままでもいいから、言葉でそっと捕まえておこう。

手繰り寄せた言葉は、未来のわたしに再び掬い上げられることを願い、ひそかに呼び鈴を響かせている。


見直す。聴き直す。触れ直す。味わい直す。読み直す。演じ直す。作り直す。問い直す...

たぶん、わたしと世界は"Re"という行為で繋がっている。

わたしが残した言葉から、誰かの"声"が微かに反響してくることに気づいたから。


作品には、"声"が宿っている。

それぞれの作品が、鑑賞者の"声"を喚び起こすことを願って。


鳴り続けるベルが、過去から未来への呼び鈴であるように。