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マ
マリDate
2026/03/06
岩波書店「世界」2026年4月号にて、連載「非人間とのレッスン―絡まり合いのオート/エスノグラフィ」第4回「命を授かる倫理の生成」を掲載しました。二度目の鹿の狩猟観察で「自ら狩猟をし、鹿の命を授からなければならない」という思いが到来した体験を、プッチ・デ・ラ・ベラカーサの説く非規範的な倫理生成(エソポイエーシス)の概念を通して省察しています。鹿害をめぐる生態系の知識、牧場主Sさんの「撃った鹿の苦痛を感じ取れる装置」という言葉、そしてアーティストで狩猟者の永沢碧衣さんに伺った秋田のマタギ文化における「授かり」の作法を手がかりに、動物の命を授かるとは、相手の死に携わりながらその生き様を自らに宿すことであると論じ、ケア的な好奇心が個体を越えて生態系の連関へと向かう倫理のあり方を探求しています。


