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Nukabot

Nukabot

Created
Jan 12, 2023 5:10 AM
Tags
more-than-humanHCIPosthumanity

“Nukabotは非人間との親密さそのもののデザインだ”

ティム・インゴルド, 於・世界デザイン会議東京, 2023.10.30

Intro

Nukabot(ヌカボット)は、ぬか床をお世話する人間がぬか床内の発酵微生物とコミュニケーションを取り、よりよい関係性が生まれることを支援するための道具です。内蔵されたセンサーによって発酵状態を検知し、音声による質問に答えたり、周囲の人間にぬかのかき混ぜを催促したりします。

これまで国内外の展示での出展や論文、メディアでの紹介を経て、現在も研究が進められています。

Nukabotの世代変化
Nukabotの世代変化

ぬか床サイボーグとしてのNukabot

ぬか床は、米ぬかを水と塩と混ぜたものの中に、乳酸菌や酵母などの多様な発酵微生物が住み着いた生態系です。これらの微生物が野菜などの糖質を分解し、乳酸やアルコール、うまみなどを生成することで食材の風味や栄養価、保存性を向上させます。 ぬか床内の微生物により発酵された食物の状態は、匂いや味、手触りといった感覚によって感知できますが、日々のケアを怠ると腐ってしまいます。Nukabotは、人がぬか床の微生物たちの気配や様子に気づきやすくするために、微生物たちの「通訳」として人を手助けするようにデザインされてる、ぬか床サイボーグです。Nukabotは自らの容器の中で発酵している食物の状態を多角的に分析し、ユニークな言語表現で言語化します。それをもとに、発酵状態に関する質問に答えたり、ぬか床の最適なかき混ぜ時を教えてくれます。

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Nukabotの人間にとっての立ち位置

他の多くの発酵食品と同様に、ぬか床を通した発酵食品作りは、人間がそのプロセスに関わることが醍醐味です。わたしたちは、人が微生物を自分たちの食品作りのためにただ利用するだけではなく、微生物たちを自分たちのパートナーとして認めるという心の働きに関心を抱いています。 Nukabotの目的は、かき混ぜを自動化することで日々の手入れを機械によって代替することではなく、人が日々の生活のなかで目に見えない微生物たちの存在や働きを感じられるように支えることです。 その意味では、Nukabotを介してぬか床と多くの時間触れ合った人は、いつかNukabotを卒業し、自分の身体感覚だけで共生できるようになるかもしれませんし、人には感知できない微生物の挙動を知ることで、発酵食作りを研究するパートナーとなる可能性もあります。

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Video

4th generation Nukabot with GPT-3 phatic communication
3rd generation Nukabot (presentation at ACM CHI)
2nd generation Nukabot
1st generation Nukabot

Team

氏名
所属
役割
ドミニク・チェン
早稲田大学文学学術院
研究・プロジェクト統括
ソン・ヨンア
法政大学デザイン工学部システムデザイン学科
研究推進、システム実装
小倉ヒラク
発酵デパートメント
実験協力・アドバイザー
守屋輝一
デザイナー
プロダクトデザイン
三谷悠人
エンジニア
プロダクトデザイン
関谷直任
デザイナー
プロダクトデザイン
城一裕
九州大学芸術工学研究院
研究推進、システム実装

Special Thanks

  • Nukabotの目玉はクワクボリョウタ & Perfektron “ニコダマ”をハックして使用しています。
  • 第2世代と第3世代の木桶は徳島県の司製樽さんに作っていただきました。
  • 第4世代の陶磁器は鹿児島県の陶芸作家・城雅典さんに作っていただきました。

Exhibition

施設
展示名
期間
キュレーション
XXII La Triennale Milano
Broken Nature
2019.3.1~2013.9.1
Paola Antonelli
d47 museum
Fermentation Tourism Nippon 〜発酵から再発見する日本の旅
2019.4.26~2019.7.22
小倉ヒラク
21_21 DESIGN SIGHT
トランスレーションズ展ーわかりあえなさをわかりあおう
2020.10.16~2021.6.13
ドミニク・チェン、塚田有那、西田麻海江
日本科学未来館
ビジョナリー展示「セカイは微生物に満ちている」
2022.4.20~2023.8.31
伊藤光平、宮原裕美、櫛田康晴、岩澤大地、小林沙羅
下北沢発酵デパートメント
常設展示
2022.12.15
小倉ヒラク
WDO世界デザイン会議2023プレイベント展示
Beyond Design
2023.6.16~2023.7.30
世界デザイン会議東京2023 運営事務局
Alife 2023
Ghost in the Machine
2023.7
International Society of Artificial Life

Publications

  • チェン ドミニク、ソン ヨンア、城 一裕、小倉 ヒラク、守屋 輝一、三谷 悠人、関谷 直任. 2023.「人と微生物の相互ケアを育むインタラクション - Nukabotの設計と評価を通して」、情報処理学会論文誌、64-2, pp.301-311
  • Dominique Chen, Young ah Seong, Hiraku Ogura, Kiichi Moriya, Yuto Mitani, and Naoto Sekiya. 2021. Nukabot: Design of Care for Human-Microbe Relationships. In CHI ’21 Extended Abstracts, May 8-13, 2021, 7 pages. doi.org/10.1145/3411763.3451605
  • Jitka Čejková Ed.『Robot100』(Dominique Chen: Co se od slabých robotů mů ž eme nauč it onáklonnosti [The Lesson of Affection from the Weak Robots] pp.411-414 担当)ICT Prague, 2020.pages.ISBN: 978-80-7592-062-1(英語原稿、チェコ語翻訳)
  • チェン・ドミニク「メタ床: コミュニケーションと思考の発酵モデル」ゲンロン10, 138-155, ゲンロン、2019,09
  • D. Chen, H. Ogura, and Y.A. Seong: “NukaBot: Research and Design of a Human-Microbe Interaction Model,” The 2019 Conference on Artificial Life 2019 NO. 31, pp. 48-49

Events & Seminars

  • チェン ドミニク. 2023.「人と微生物の相互ケアを育むインタラクション - Nukabotの設計と評価を通して」インタラクション2023. 2023.3.8
  • Dominique Chen, Synlogue and Dialogue, Sony CSL Kyoto Open Lab, 2022.12.13
  • 日本記号学会第 40 回大会「記号・機械・発酵 ──「生命」を問いなおす」セッション 3「分解と発酵の記号論」ドミニク・チェン(早稲田大学),藤原辰史(京都大学),増田展大(九州大学)司会:前川修 (近畿大学)2020.11.15(招待)
  • Nuit des Idées : « L’art de la fermentation : de la gastronomie au numérique » Dominique Chen: “NukaBot: Recherche et Désign d’une modèle d’Interaction Homme-Microbe,”Institut français du Japon-Kansai, 2020.1.30(フランス語)(招待)
  • Symposium: Classical Arts X Digital Technologies, Preserving Culture with Digital Hummanities, Japan House London, 2019.6.15(英語)(招待)

Award

  • DCEXPO2023 SIGGRAPH Award受賞(ACM SIGGRAPH2024 Etech選出)
  • DCEXPO Innovative Technologies 2023採択技術受賞
  • 2022年度異能vation ジェネレーションアワード部門 企業特別賞(NTTデータ賞)

Funding

🏫
(21H03768)基盤B:自然存在との相互ケア的な関係性を築くコミュニケーションデザインの提案と実践的評価(2021-04-01 – 2024-03-31)

Links

Ferment Media Research - ドミニク チェンの醸され「発酵メディア」研究 | WIRED.jp

2017年4月より、早稲田大学文学学術院・表象メディア論系准教授に就任した、情報学研究者/起業家のドミニク チェン。そんな注目の俊英が近年着目しているのが、「情報社会と発酵」についての関係性だ。古来、日本人にはなじみの深い「発酵」というプロセスに内包された可能性を追い求め、先端の研究者から酒蔵までを巡るドミニク チェンの「醸され紀行」。

wired.jp

Ferment Media Research - ドミニク チェンの醸され「発酵メディア」研究 | WIRED.jp
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