作成者渡部拓真映像を見るというのは極めて受動的行為だ。作り手によるカット割りやコントラスト比、トランジションによる視線誘導と言いた具合に完成されきった作品の中でのみわたしたちは見ることを許されている。しかしこれは鑑賞体験としてベストなものなのだろうか。受動的に受け取る情報を鵜呑みにするだけではなく、能動的に映像を見ることを提案したい。本展示では視線誘導の体験と能動的に映像を見ることへの今後の展望を紹介する。前の作品次の作品トップに戻る